自動車運転中の水害リスク管理　緊急脱出用ハンマー

自動車を運転中、水害に遭うこともあります。
集中豪雨などで冠水した道路へ進入してしまうと、車の内部に水が入り、エンジンは簡単に止まってしまいます。
水の様子を見て、水深がひざよりも低く、流れが強くなければすぐに車から脱出しなければなりません。
水深によっては圧力によってドアが開かなくなる可能性もあります。さらに電源が入らないのでドアウインドウも開かない場合は、迷わずガラスを割って脱出します。
そこで必要なのが、緊急脱出用ハンマーです。

車のガラスは2重構造の強化ガラスになっていて、簡単には割れないようになっています。緊急脱出用ハンマーは先が尖っていて力が一点に集中でき、強化ガラスでも割ることができます。また、事故の衝撃でロックがかかってしまったシートベルトを切断するカッターも一緒についているものが多く販売されています。

現在、何種類もの緊急脱出用ハンマーが売られていますが、緊急時にすぐ取り出せるかどうか、子どもくらいの力でも使いこなせるかどうか等、その性能や形などもしっかり選ばなければなりません。
しかし、まず試してから購入するということが難しいものでもあります。
実際に使用しないことに越したことはありませんが、より多くの情報を集め、万が一の自体で最善の対応ができるようになりたいです。

参考情報と動画
自動車用緊急脱出ハンマーの性能－シートベルトカッターが付いているものを対象に－(発表情報)_国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20120510_1.html