身近な危険：特別警戒編

先日、気象庁が運用を決定してから、初めての特別警戒が出ました。
気象庁は１６日午前５時すぎ、滋賀県と京都府、それに福井県に大雨の特別警報を発表しました。
気象庁は、周囲の状況を確認して直ちに安全を確保するよう呼びかけました。
結果ですが、初めての発表のため、今後の課題も見えてきました。
①「ただちに命を守る行動をとってください」の意味が良く分からない。
とにかく注意しろということですが、何故このような回りくどい表現になるかというと、避難の決定・指示は自治体の権限であり、気象庁には決定権が無い為です。
気象庁は避難しなさいとは命令できないので、めんどくさい表現になります。気にせず、自治体の指示に従いましょう。

②テレビや、携帯を確認しておらず、特別警戒に気付いていなかった。
という人が結構いたようです。
やはり、警戒区分のランクを設けた以上、告知の方法も緊急レベルに対応する必要があります。
もっと広報活動をして、認知度を上げていかなくてはいけません。
今回、特別警報が出た福井県の敦賀市では、全家庭に緊急警報を告知する機材が取り付けられています。
これは、警報が発令されると自動的に激しい音と光をだし、緊急情報がラジオのように流れる仕組みです。
深夜でもおかまいなしで、家にいる限り、気付かないことはありません。
2階で寝ていても気付きました。
こういったものを、各自治体で導入していってもらいたいと思います。