指定河川洪水予報とはん濫水の予報

【指定河川洪水予報とは】

気象庁は国土交通省または都道府県の機関と共同して、
あらかじめ指定した河川について、区間を決めて水位または流量を示した洪水の予報のことです。
洪水予報の対象となる河川は、大きく分けて2種類あります。


①2つ以上の都府県にわたる河川、または流域面積の大きい河川で、
　洪水によって重大な損害が生ずるおそれのある河川
　　⇒気象庁と国土交通省が共同で洪水予報がされる

②都府県はまたいでいないが、洪水によって相当の被害が発生するおそれがある河川について、
　気象庁と協議して都道府県知事が指定する河川
　　⇒気象庁と都道府県が共同で洪水予報を行う。


また、これらとは別に、気象庁が単独で行う洪水注意報や洪水警報があり、対象地域にある不特定の河川の増水による災害に対して発表しています。



【はん濫水の予報】
従来の洪水のおそれがあるときに発表する水位・流量の予報に加え、
河川がはん濫した後においては浸水する区域及びその水深の予報が行われています。



洪水予報、はん濫水の予報が発表されたら、速やかに非難、安全が確保できる行動をとりましょう。

大雨になってからや、浸水してからの避難は大変危険です。早めに避難することを心がけましょう。万が一浸水してしまった場合には、頑丈な建物の2階以上や高いところへ避難した方が安全な場合もあります。あらかじめハザードマップを確認し、避難ルート・避難所を把握しておくことも重要です。



気象庁ホームページ
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/flood.html