ゴルフラウンド中のカード盗難にご注意！

銀行やクレジットのカードを奪われ、さらに暗証番号がばれてしまうと、ＡＴＭからアクセスされ現金を盗まれてしまいます。そんなことは皆さんご存知のことと思います。財布なくしたら銀行やカード会社に電話しますよね。

▼カード盗まれなくとも現金は盗める
しかし、カードがなくなっていなくても、盗まれてしまうケースがあります。スキミングという手法でカードの裏面にある磁気情報を盗み、さらに暗証番号をある方法で盗む。

スキミングは、最近スマホなどの小型高性能な端末と、読み取り装置があれば出来てしまいます。
暗証番号は、小型カメラを仕掛けておき、盗撮されてしまいます。

この両方の情報があれば、本人になりすまして、現金が盗めます。

▼ＡＴＭを操作する時に注意しておけばいい？
では、カードをいつも持ち歩くようにして盗難を防ぎ、ＡＴＭを操作する時に周りに注意しておけば安心でしょうか？

実は、ゴルフ場のロッカールームでは、服用ロッカーとは別に貴重品ロッカーがありますね。そこに財布を預ける時に暗証番号を入力してロックをかけます。この暗証番号が銀行口座の暗証番号と同じケースが多いそうです。

貴重品ロッカーに預けて安心してゴルフラウンドしている最中に、盗撮された暗証番号でロッカーを開けられ、財布の中のカードをスキミングされ、元に戻される。カードがなくなったわけではないため、ラウンド後もＡＴＭに行くまで気が付きません。その間にスキミングした情報で偽造したカードと暗証番号を使って、現金を盗まれるという手口です。

▼被害額は通常の２倍
金融庁が2013/5/24に発表した被害状況調査によると、2012/4～2012/12の8ヶ月間で、670件と前年同期に比べ73%増とのこと。被害額平均は43万円で、特にゴルフ場での被害額は87万円とのこと。ゴルフをするような客層は比較的口座に残高を残していることを予め狙った犯行ですね。

出典：日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2402B_U3A520C1EE8000/

▼対策は？
自分自身で守るしかないと思います。私は以下のような対策をしようと思いました。
①暗証番号は銀行口座とは異なるものにする。
②キャッシュカードを多く持ち歩かない、必要最小限にする。
③そもそも、貴重品ロッカーに預けず、服用ロッカーのバッグ内の隠しポケットとか作ってそこに入れておく。

皆さんもお気を付け下さい。