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全身麻酔が効かない

Feb 12, 2015 14:34:29
Category: Treatment Error
 

私は全身麻酔が効かないまま手術を体験しました。
あの痛みは・・・今でも忘れられません。

今から10年前、ある病気を患い福井県内の病院で手術を受けることに。
事前に麻酔科の先生から問診を受け、麻酔の量も決まりました。

手術当日。

オペ室で待っていたのは
想像を絶する恐怖とパニックと苦痛の時間でした。

手術台の上で全身麻酔がかけられ
「目をつぶって10秒数えてくださいね、途中で意識がなくなりますから。」
1・・・2・・・3・・・

私は10秒まで数えきり、「先生!10秒数えれましたよ?」
と、声をあげようとしたら声が出ませんでした。

体を動かそうとしたら体も動きませんでした。

目を開けようとしても目も開きませんでした。

どんなにどんなに体を動かそうとしても動きませんでした。
必死で必死で抵抗しました。
「先生!?私まだ麻酔かかってないですよ!?」
このことを伝えようにもどうやっても伝えれないんです。

そのうち
「それでは○○さんの○○の手術を始めます、よろしくお願いします」
と声が聞こえてきました。

「えっ!!ちょっと!!止めてよっっ!!」
抵抗できないまま心と頭の中は、恐怖とパニックに陥りました。

そしてメスが私のお腹に当てられ
刺さった瞬間、鋭い痛みが全身を駆け巡りました。
「ギャアァァァァーーーーーーーーーー!!!」

肉を切り裂く痛みは言葉では言い表せません。
メスがゴリゴリと上下に動き、腹部を切り裂かれ、
血がお腹をつたっていくのを感じました。

今思うと誰かに殺される時はこんな痛さなのか・・・こりゃ辛いなと思います。
私は麻酔で身体が動かなかったので、抵抗できない分もっと辛いですかね。

そして手術は進み、辛痛の時間の中、『悶絶』しました。
※『悶絶』とは・・・もだえ苦しんで気絶することです。

その後順調に回復し、手術は無事成功に至りましたが
私の恐怖体験は一生消えることはないでしょう。
いつもお腹に残った傷痕を見ると、複雑な心境になります。

何か役立つことをお伝えできたワケじゃないですが、この恐怖体験をお読みくださった方に、何かを感じ取っていただければ幸いです。

日本語   
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ゆか
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