インフルエンザの予防接種は本当に有効？

日本では冬になると、インフルエンザにかからないよう予防接種をされる方が大勢いらっしゃいます。
学校や会社で連絡があることもあるでしょうし、メディアでもとりあげられます。
ですが、予防接種したワクチンは本当に効いているのでしょうか？
実は、厚労省もWHO(世界保健機関)も、「インフルエンザワクチンで、感染の予防はできない。また有効とするデータもない。」といっているのです。

そもそもインフルエンザワクチンとは、以前流行した型のウイルスを増やし、それを不活性化（殺すこと）して、ウイルスタンパク（ウイルスの一部）を複製したものです。実際に流行するインフルエンザウイルスは、ワクチンと型自体も違うかもしれませんし、既に変異していて効果が無いかもしれません。（ウイルスの遺伝子は短期間で変異します。）ワクチンと流行した型が合う確立は、宝くじを当てるより難しいといわれています。
インフルエンザワクチンが効くといわれる所以は、ワクチンを打つと「血中抗体」というものができ、いざ本当のウイルスが入ってきたときに抗体が働いて無力化できるから、ということです。しかし、前述したようにワクチンとあわなくて働かない可能性もありますし、血中抗体はインフルエンザウイルスに感染した後に働くものであって、実際にインフルエンザウイルスを予防できるわけではありません。しかも、無効化されたウイルスで精製されたワクチンで作られた血中抗体は、すぐに働かなくなってしまいます。
では、自然に感染した場合はどうなるのかというと。
自然にインフルエンザウイルスに感染する場合、粘膜から感染します。このとき、ウイルス対抗するために「細胞性免疫」というものができます。細胞性免疫は鼻水や唾液に含まれ、インフルエンザの感染を防いでくれます。
さらに、体内に入ったときにあわせて「血中抗体」もできるため、二重に抗体ができます。自然感染で作られた抗体は、30年以上も働くそうです。

インフルエンザワクチンは、打った年の発症率を下げる可能性はあります。ですが、自然感染した場合と異なり、次回の流行に対する免疫力は得られません。ワクチン接種を何度も繰り返しても、インフルエンザにかかる確率は結局打たずに自然感染した人と変わらないようです。（ワクチンの型を変えても同じです。）これは世界中で実証されています。
ヨーロッパの専門家は、「総合的に考えて、インフルエンザワクチンは有効性が低い割に副作用が多いので打たないほうがよい」「健康な人は自然にインフルエンザにかかったほうが良い」と言っているほどです。
高齢の方は、インフルエンザの予防接種自体が負担になる場合もあります。60歳以上の場合、予防接種後死亡数のほうが、感染後死亡数よりも多いのです。
その他にも、インフルエンザの予防接種が原因でギランバレー症候群という末梢神経に炎症が起きて神経が破壊される病気やアナフィラキシーなどの副作用も報告されています。また、ワクチンの中にはホルムアルデヒドやアルミニウム、水銀など、人体に有害な物質が含まれていますし、ゴムやゼラチンなど、人によってはアレルギーを起こす成分も含まれています。

お子様がおられる方は、インフルエンザ脳症を心配されて予防接種される場合もあると思います。
が、予防接種は、インフルエンザ脳症には効き目がありません。
そもそもインフルエンザ脳症とは、日本だけに存在する病名で、実際は解熱剤などの投与が原因で発症する「薬害」だそうです。
インフルエンザに限らず、水疱瘡や麻疹など、発熱性の感染症にかかっているときに、ある種の解熱剤を使用した場合に起こる可能性があります。
薬害であるならば、当然予防接種では防げません。


自分の体は自分で守るしかありません。マスコミや世間の話に流されず、適切な判断をして欲しいと思います。