人畜共通感染症

人畜共通感染症について、あなたは、知っていますか？

人畜共通感染症は、年々新しい発見や発症が報告されています。
交通網や流通網の発達、開発によってそれまで人が近づくことのなかった場所での病原体との接触や、住む場所を無くした野生動物との接触なども大きな原因になっています。

現在では、いろいろな動物がペットとして飼育されています。
フェレットにアライグマや猿などの哺乳類から、カメやイグアナや蛇などの爬虫類、もちろん昆虫も、様々な動物達がペットショップで販売されていますが、「欲しい」 と思えばすぐに買える日本の現状に、実は危険がひそんでいます。
現在では、人間がかかる感染症のうちの実に８割近くが人畜共通感染症だと言われています。
しかし、人畜共通感染症については、まだまだ未知の部分が多く、情報も十分に行き渡っていません。
人畜共通感染症として有名な 『狂犬病』 についても、「犬しかかからない」 と考えている人が多いような状況です。


ペットショップで販売されているエキゾチックアニマルや珍獣の多くが海外から輸入されている動物達ですが、現在、輸入時に動物検疫が行われている動物は、家畜である牛、豚、ヤギ、羊、馬、鶏、あひる、七面鳥、うずら、ガチョウ、蜜蜂の他に、ペット動物としては犬、猫、アライグマ、キツネ、スカンク、サル、ウサギのみです。（数年前までは、家畜以外のペット動物の検疫は犬とウサギのみでした）
爬虫類や、昆虫などの節足動物、家禽以外の鳥類に対しては、何の検疫も行われていませんし、輸入に関して制限も無い野放し状態です。

皆さんもペットを飼う時、珍しい動物を飼うときは十分に注意して下さい。


参考
http://www.geocities.jp/inugasuki_jp/health/health9.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E7%8D%A3%E5%85%B1%E9%80%9A%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87