柔軟仕上げ剤の臭いで体調不良、相談が急増。呼吸器障害も！

柔軟仕上げ剤の臭いで体調不良、相談が急増。呼吸器障害も！
各メーカーから、様々な香りを売りに発売されている柔軟仕上げ剤。
洗濯した後、着用してもよい香りが続く…なんて売り文句につられ、購入している人も多いのではないでしょうか。
しかし、よいことばかりではないようです。
洗濯で使う柔軟仕上げ剤の臭いで体調不良になったという消費者からの相談がここ1、2年急増していると、国民生活センターが昨年発表しました。
同センターでは、商品を選ぶ際、臭いの強さや種類を参考にするよう注意を呼びかけています。
柔軟仕上げ剤の臭いについて全国各地で寄せられた相談件数は、2008年度は14件でしたが、2012年度は65件に増え、2013年度、2014年度と、前年同期を上回る勢いで増えており、中には呼吸器障害を訴える相談もあったとのこと。
相談事例の中には、「臭いで気持ち悪く、体調不良になる」「隣人の洗濯物の臭いがきつ過ぎて頭痛や吐き気がある」といった声が出ており、「柔軟仕上げ剤を使用したタオルで顔をふくとせきが止まらなくなった。医師の診察を受けて複数の薬を処方してもらった」という人もいるそうです。
国民生活センターは、商品を選ぶ際、臭いの強さや種類を参考にするとともに、自分にとっては快適な臭いでも他人は不快に感じることもあるということを認識しておくべきだと呼びかけています。