貧血と言われたら

●貧血のしくみ
ヘモグロビンは肺の中の空気から酸素を取り入れて細胞や組織に運びます。ところが、酸素を運搬するヘモグロビンが減少すると、各細胞や組織への酸素供給が滞ってしまい、体内は酸欠状態になってしまいます。

●症状
脳：頭痛、めまい
筋肉：疲労、脱力感、肩がこる
消化器：消化不良、下痢
心臓：息切れ、どうき
その他：むくみ、顔色が悪い、イライラする

●種類
・鉄欠乏性貧血
血色素を造るために必要な体内の鉄分不足
・再生不良性貧血
血液を造る働きが低下
・悪性貧血
赤血球を造る働きが休止
・出血性貧血
身体の内外の大量出血
・溶血性貧血
赤血球の寿命が短い

最も多くみられるのは、鉄欠乏性貧血です。
原因としては、鉄の摂取不足、鉄の吸収障害等があげられます。

●改善策
鉄は体内では生成されないため、食べ物から摂取する必要があります。鉄分を多く含む代表的な食べ物には、ひじき、レバー等があります。貧血と言われたら、こういった食品を取り入れるようにしましょう。
また、効率よく元気な血液をつくるために以下の点を心がけましょう。
・インスタント、加工食品は控えめに
・色の濃い野菜や果物を多めに食す
・造血作用のある食材を取る（キャベツ、しじみ、あさり等）
生活面は以下の点に注意してみて下さい。
・禁煙
・アルコールは適量にする
・胃腸の働きを活発にするために、生活リズムを整える