がん治療になぜ放射線を使うのか

がんの治療には化学療法や放射線治療がありますが、
放射線治療が、なぜがん治療に有効なのかが気になり調べました。


放射線療法にも種類がありますが(Ｘ線、電子線、コバルト６０（γ線）、陽子線...)
「なぜがん治療に放射線を使うのか」に絞って調べました。


細胞はDNAが傷つくと修復しようとします。

ガンの放射線療法はこれを応用した治療法です。

放射線を照射することで、発生した活性酸素が細胞のDNAを傷つけます。
放射線を照射することで、活性酸素の部類でもかなり強力(凶悪？)な活性酸素が生じます。

修復機能がある細胞ですが、ガン細胞より正常細胞の方が修復力が高い事を利用して
治療に役立てたものだそうです。




放射線は細胞の遺伝子を傷つける
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傷ついた細胞は傷を修復する能力がある
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傷を修復できなければ細胞は死に至る
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傷を修復する能力は、ガン細胞より正常細胞のほうが高い。
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正常細胞は修復でき、ガン細胞が死ぬ放射線量を与える
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ガン細胞だけ死滅させようとする。





というメカニズムだそうです。

放射線が直接作用するわけではなく、照射する事で体内の細胞に働きかけていたのですね。
正常細胞の方がガン細胞より修復力が高ければ良いのですが...。

なかには死滅せずに生き残るガン細胞もあり、放射線にも副作用があります。
治療中の副作用であれば、照射を中止すれば副作用は消滅しますが、
治療終了後も回復せず障害として残る場合もあるそうです。

しかし最近では、放射線照射機器と照射技術の向上で、限られた範囲の照射ができることや
抗ガン剤のように全身に毒性が及ばないことから、初期のガンから放射線を治療の第一選択にすることもあるそうです。


別の投稿で活性酸素について調べていたのですが...
活性酸素、おそるべし。