ひび・あかぎれ対策

今年も、パックリいきました。
絆創膏とハンドクリームが手放せない季節。
そう、ひび、あかぎれの季節です。

皮ふに亀裂（きれつ）が入った状態を、「ひび・あかぎれ」といい、皮ふが割れる比較的症状の軽いものを「ひび」、割れた部分が深く、赤い内部が見えたり、出血したり、炎症が起きているものを「あかぎれ」と呼びます。これは、特に冬など乾燥した時期に、乾燥し角質層の脂質や水分が奪われてしまうため。
夏日に地面が干上がって、ひびが入っているのと同じ状態です。

冬の乾燥の他に、気温の低下により血行が悪くなることも原因のひとつ。
血行が悪くなると、肌細胞に充分な栄養が行き渡らなくなります。つまりは、肌自身の力で肌細胞を再生し、亀裂を修復することができなくなってしまいます。

また、毎日のように水仕事をする主婦のほか、調理師、美容師・理容師の職業の方が多く、ひびやあかぎれに困っています。日に何度も洗剤、シャンプーを使い、水仕事を行っているため、皮脂や角質が奪われ、ひび、あかぎれになってしまいます。

ひびやあかぎれになってしまった場合は、
・病院や市販の軟膏で患部を保護し、症状の改善を行う
・赤みや痒みが強く炎症が進行しているときは、充分な抗炎症作用をもったステロイド外用剤を塗る
・ワセリンやビタミンEが含まれた保湿剤を塗る
・ひび割れた部分が痛いときは、絆創膏を貼る
・水仕事を行う場合は、手袋をして水に触れないようにする

そして、予防法としては、
・手を洗い過ぎない
・洗った後は、すぐに拭く
・こまめに保湿する
・暖房を使うときは、加湿も行う
・マッサージや適度な運動をし、血行をよくする

など、普段から気をつけることが大事です。

《参考HP》
池田模範堂
http://www.ikedamohando.co.jp/hibi_jyouhoukan/chaps.html
田辺三菱製薬
http://www.hifunokoto.jp/lesson/allabout100220/allabout1.html