味覚の変化は身体からのサイン

幼い頃と比べると味覚が変わったという大人の方は多いと思われます。
好き嫌いの食べ物が変化したり、甘いものが食べれなくなったり、濃い味を好むようになったり・・・・

味覚の変化が起こる要因として、①歳をとることによる味覚(甘味、酸味、苦味、塩味)衰退すること、②薬の影響、③病気の影響があります。
①は仕方のないことですが、無意識に濃い味を好むようなることが多く、高血圧や肥満の一因となります。なお自覚しやすい味覚は塩味といわれています。
②については、薬のなかには亜鉛の働きを低下させるもの、亜鉛の排出を促進させるものがあり、亜鉛不足となると味覚障害を引き起こす場合があります。
③については、歯周病、糖尿病や肝臓病、腎臓病、胃腸障害、ホルモン機能の低下、うつ病の病気が味覚の変化を起こしやすいといわれています。

以上から味覚の変化は、体調管理の目安になります。歳のせいとだけ考えずに生活習慣に問題がないか一度見直す機会とするのがいいかと思います。

ちなみに口内ケアをすることにより鈍っていた味覚が戻る場合もあるとのこと。