お酒は　適量範囲で　ほどほどに

お酒はおいしく、社交にも役立つものですが、飲み過ぎは考えものです。

なかには生まれつきお酒に弱く、飲むとすぐ顔が赤くなったり、
気持ち悪くなってしまう人もいます。
理由は、アルコールの代謝能力にあります。
体内に入ったアルコールは、肝臓でアセトアルデヒド→アセテート（酢酸）に分解、
それが血液で全身をめぐり、水と二酸化炭素に分解され、体外に排出されます。
このアセトアルデヒドを、アセテート(酢酸）へ分解する酵素には
ALDH1型とALDH2型があり、
日本人の約半数は生まれつきALDH2型の活性が低いか欠けているので、
お酒を飲んでもアセトアルデヒドが体内に蓄積されていきます。
アセトアルデヒドは毒性が強く、十分に分解されないで体内に残ると、
頭痛がしたり、胃痛や吐き気をもよおすのです。

アルコールの代謝能力には個人差があります。
また、強い人であっても、どのくらいの酒量が適量かは、
体格の差や年齢の差、飲酒をするときの体調によっても酔い具合が違ってきます。


アルコール摂取量の基準としては「単位」を用います。
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＜お酒の「1単位」を各種アルコール飲料に換算＞

ビール…………中びん1本（アルコール度数5度・500ml）
日本酒…………1合（アルコール度数15度・180ml）
ウイスキー……ダブル1杯（アルコール度数43度・60ml）
焼酎……………0.6合（アルコール度数25度・110ml）
ワイン…………1/4本（アルコール度数14度・180ml）
缶チューハイ…1.5缶（アルコール度数5度・520ml）
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一般的には、2単位ぐらいのお酒が限度です。
これを超えると、悪酔いが起こりやすくなるといわれています。
また、深夜まで飲んでいると翌朝起床後まで体内にアルコールが残っているため、二日酔いとなってしまいます。

お酒との付き合いはほどほどにしたいものです。