「ぽっこりお腹」は肥満よりも死亡の原因となる

腹部の脂肪は、体のほかの部分の脂肪と比べて健康にとって危険です。
そして「ぽっこりお腹」になることは、体重過多や肥満よりもリスクが高い可能性があります。
最近の研究では「体重過多でないとしても、いわゆる内臓脂肪は心臓脈管系の病気やその他の病気を進行させて、肥満の人々に比べて、早く死亡する確率を50％高める」と言われているそうです

お腹についた脂肪がこれほど危険な理由はまだはっきりしていません。しかし、研究者達はいくつか仮説を立てています。
一つは、腹部の脂肪はほかの脂肪と比べると新陳代謝が異なっていて、腹部の脂肪を構成する細胞は、インスリン抵抗性を促進するホルモンを分泌している可能性がある。これは糖尿病をもたらし、炎症を引き起こす可能性がある状態である。また、ぽっこりお腹は内臓脂肪の過剰な蓄積のほか、運動不足で背筋が衰える、そのせいで猫背になり腹筋が低下するといったことも原因になる。と言うことです。
ぽっこりお腹を解消するためには、内臓脂肪の蓄積が原因ならば過食を止めて運動を心掛ける、猫背が原因ならば姿勢を正すなど、原因に合った努力をすることが大切です。