早起き過ぎるのも危険？

早起きは普通なら健康的なものと捉えられていますが、
まだ眠りたいと思ってもそれ以降は寝つけなくなってしまう場合は注意が必要かもしれません。

起床時間より何時間も早く目が覚めて、
もう一度寝たいのに寝付けないという状態が継続している人は、「早朝覚醒」と言われる
一種の睡眠障害の可能性があります。
（逆に気持ちよく2度寝ができる場合は深刻にとらえる必要はないでしょう）

早朝覚醒を頻繁に起こしている人には、睡眠深度が浅くなっている可能性があります。
この場合、脳と体を休めるノンレム睡眠時間が短くなっているため、
日中に突然睡魔が襲ってくることがあります。
運転中などに睡魔に襲われると大変危険ですね。

対策としては、寝る直前のアルコール摂取を控えること、
寝室環境を整えることがあります。

夜布団に入っても寝付けないという、いわゆる「入眠障害」の人で
寝る前にアルコールを摂取する人もいますが、
アルコールには寝つきを良くすると共に、睡眠深度を浅くする効果もあるので
注意してください。
また、当然ですが光は、自然・人工の別なく人間を目覚めさせる刺激ですので
遮光カーテンに変えるなども効果があります。

以上のような対策を立てても、早朝覚醒が改善しない場合
精神的な原因もあり得るので、一度医師に相談することも対策の一つとして
検討するとよいでしょう。