起きたすぐの腰痛はなぜ？

朝起きたすぐ、腰がひどく痛くて、
変な姿勢で寝てしまったのだろうか…　それとも布団がわるいのか…
でも普段どおりに活動して、昼にはすっかり治っている…
どこか悪いのだろうか？　とお悩みの人はいませんか。

寝起きだけに起きる腰痛についての原因と、その改善方法を調べました。


●腰の筋肉が硬くなっていることが痛みの原因
　子どもの頃は、たとえかたい床の上で寝ていてもなんともなかったのですが、
　大人になるにつれて、背中の筋肉は固くなってしまっています。
　筋肉は、動かさなければどんどん固まっていくものです。
　劣化してゆき、伸び縮みしなくなります。特に寝ている間は固まりやすいのです。

●デスクワークの人に多い
　座りっぱなしのために、腰や股関節の筋肉が長い時間動かないままでいると、
　筋肉はますます硬く血行不良になり、疲労物質がうまく排泄されず蓄積されてしまいます。
　デスクワーク中は猫背にならず正しい姿勢をとり、
　そして1時間に一度くらいのペースで、腕振りなどのストレッチで
　適度に体を動かすようにしましょう。

●「寝返り」が大切
　人間は寝ている間に「寝返り」をすることで、筋肉は硬くならないようにしています。
　寝返りには、１日の体の歪みを修正したり、筋肉の疲労物質を流す役割もあります。
　子どもが寝ているときにはげしく移動するのは、単純に寝相がわるいだけではなく、
　本能的に体の修復作業を行った結果であり、人間として正常なことといわれています。
　しかし、大人になると、どんどん寝返りを打たなくなるのです。
　結果として、筋肉を固めてしまうのです。

●改善策は環境を整えること
　人間は、睡眠をすることによって１日の疲れをとるはずなのですが、
　寝起きに腰痛が起きてしまうということは、
　寝ている間に筋肉の疲労が除去されていないのです。
　
　最もよいのは、お風呂にゆっくり浸かって血行を良くし、
　寝る前にストレッチをする事です。
　普段から疲れているな、と思う箇所のストレッチを重点的に行ってから
　就寝するようにしましょう。


　また、寝具が合わない、またはやわらかすぎて、
　寝返りがうちにくくなっている人もいるかもしれません。
　疲れをいやす大切な寝具も、よく検討してみたほうがよいでしょう。

※どうしても不安な症状と感じたら迷わず病院へ！