デジタル時代に一番労わりたい「目」

現代、日々の生活で避けられないのがパソコンを使った仕事やスマートフォンの操作。
暮らしのなかで一番疲労を感じる体の部位は「目」とも言われています。

その原因のひとつが、デジタル画面から放出される光、ブルーライトです。
ご存じのように、紫外線は目によくありません。
紫外線の次に波長が短いのがブルーライトです。
ブルーライトは目に見える光の中では最も波長が短いため、
エネルギーが強くて散乱しやすく、目の奥の網膜にまで届いてしまいます。
ブルーライトは、目の中に入ると 四方八方に飛び散ります。
目が疲れたときに感じる目のちらつきや、まぶしさの原因のひとつがこの現象によるものなのです。
そして飛び散る光に対応するため、目のピント調節筋が働き続けて、
筋肉疲労がたまってしまうのです。

凝り固まった目の筋肉疲労をほぐすには、
・血行を良くする
　蒸しタオルなどで目を温めて休息をとる

・目に良い栄養素を摂る
　ホウレン草など緑黄色野菜に含まれている抗酸化物質「ルテイン」を摂取すると
　目の水晶体に集まり、目の奥へ届く前にブルーライトを吸収してくれる

・目薬をつかう
　疲れに対して即効性がある

などが効果的です。

あわせて、疲労しにくい環境への改善も大切です。

・スマートフォンは少なくとも顔から40cmは離して使う
・パソコンやスマートフォンのバックライトの明るさを半分以下にして使う
・ブルーライトカットメガネ、画面の保護フィルムなどを活用する