ビーチサンダルが足に危険な理由

夏日には、泳がなくてもビーチに行きたくなる時がありますよね。

そんな時に便利なのがビーチ用のサンダル。最近はファッショナブルなデザインのブランドも出てきて、すっかり夏ファッションの一部になっていますね。
しかし足の健康にはあまりよくないようです……。


■1：かかとがダメージを受ける

履くと足が楽に感じ、開放感さえあるビーチサンダル。一度履きなれると手放せなくなりますが、薄いビーチサンダルを履いていると、歩くたびに地面から受ける衝撃で、かかとがダメージを受けるそうなのです。


■2：姿勢が悪くなる

平らなので履いているとラクに感じるビーチサンダル。しかし、裸足のような感覚でありながら、簡単に脱げそうになるため、歩くときに足の力を不自然な形で使います。
ぺったんこで底が薄く、ごく単純な構造のビーチサンダルは、膝や腰、アキレス腱、背骨などへのサポートもないので、人間の姿勢を悪くしてしまうそうです。


■3：つま先が痛む

リゾートでの休暇中に、ビーチサンダルを履いて1日中歩いた結果、「つま先がすれてデキモノが……！」ということはありませんか？

そうなったら、靴を履くのがつらくなりますよね。ビーチサンダルを履いているとき、つま先が露出してラクに感じても、実はかなり力が入っていて、“バニオン”と呼ばれる腱膜瘤（けんまくりゅう）がつま先にできやすくなるそうです。
おまけに履きすぎると、つま先が変形することもあるそうですので、気をつけましょう。


■4：転びやすくなる

ビーチサンダルを履いて歩いていると、歩くのが遅くなることに気づいたことはありませんか？　スニーカーのように足に密着しておらず、サッサと歩くためには足に余計な力が入り、かえって動きにくいので、ちまちまと小さな歩幅になることが多いもの。

この動きにくさと歩幅の小ささで、走るのがつらかったり、つまずきやすくなったりと、あまりいいことはありません。おまけに、足が露出されていることで、ケガもしやすくなります。



ビーチでは確かに便利なビーチサンダル。同じビーチサンダルでも機能性に多少の差はありますので、ビーチでもなるべく質のいいものを履き、それ以外のときはきちんと別の靴を履くことにしましょうね！