見落としがちな　夏の頭皮ケア

暑い夏のあいだ、
強い日差しにさらされていた頭皮のケアはだいじょうぶでしょうか？


もし、顔や体が夏の日差しで日焼けして真っ赤になってしまったら、
すぐに冷やしたり保湿したり、ケアを行っていると思います。
しかし、見落としがちなのが、頭皮です。

頭皮は身体で一番高い場所にあり、からだのどこより
紫外線の影響を受けやすい場所です。
また、髪の量が減っていたり、年々パサパサになっている方は
紫外線の影響も考えられます。


日焼けしたなと感じたら、
頭皮の状態を確認しましょう。

・真っ赤に焼けていて、我慢できないほどの痛みがある、水ぶくれがある
　→すぐに皮膚科を受診しましょう

・真っ赤ではあるが、痛みや痒みはあまりない
　→以下のケアを行いましょう

　○とにかく冷やす
　　日焼けはやけどをしている状態なので、
　　とにかく冷やして熱を冷ますことが非常に大切です。
　　ぬるめのお湯か、水に近い温度のシャワーを使って冷やすのが便利です。
　　ずっと水のシャワーをあてていると身体が冷えてしまうため、
　　ある程度痛みが治まったら、濡れタオルで冷やすようにしましょう。

　○火照りと痛みが治まってきたら保湿
　　肌が非常に乾燥しているので、
　　化粧水を直接頭皮にふりかけるか、コットンに含ませて優しくパッティングします。
　　たっぷり化粧水を使って徹底的に保湿することが大事です。
　　炎症が気になる方は、抗炎症作用のある化粧水やローションを使ったほうがよいでしょう。
　　日焼けの痛みや赤みが続くあいだは翌日も繰り返しケアします。

　○日焼けの治りをよくするビタミンを摂取
　　・ビタミンＢ群・・・美肌作りにかかせない栄養素→肉や魚類、ナッツなど
　　・ビタミンＣ・・・メラニン色素の生成を抑える働き→いちご、アセロラ、キウイなど
　　・ビタミンＥ・・・メラニン色素の沈着を抑え美肌に効果的→アボカド、うなぎなど


日焼けは、痛みや痒みが少ないからといって放っておいてしまうと、
将来的にシミや皮膚の異常につながってしまいます。
健やかな皮膚、頭皮を保つためにもケアをしっかり行うよう心がけましょう。