加湿器病

風邪、インフルエンザを予防してくれる冬場の強い味方
である加湿器。ただし、使い方を誤ると逆に健康を害する可能性があるらしい。

加湿器には大きく4種類に分けられる。
・スチームファン式（加熱式）
・ヒーターレスファン式（気化式）
・ハイブリット式（加熱気化式）
・超音波式

超音波式は、小型でデザイン性に優れたものが多く
動作音も静かなため人気が高いが、
水が汚染されやすいという大きな欠点がある。

超音波式の加湿器が汚染されやすい理由は2点。
① 超音波による振動で水道水の殺菌成分の塩素が早く空気中に飛んでしまう。
② 超音波式は、大きな粒子を飛ばすことができるため、増殖した微生物を空気中にばら撒く結果となる。

結果、加湿器によってばら撒かれた微生物を長期間吸い込むこととなりアレルギー症状が発生する。この症状こそが加湿器病。
加湿器病は、アレルギー性の肺の病気で、症状としては、風邪と似た咳・発熱・悪寒・全身倦怠感だが、アレルギー反応が激しい場合には呼吸困難を起こすこともある。

予防策としては、
超音波式加湿器を他のものに買い替えることがベスト。
仮に日に1回清掃したとしても1日と立たないうちに微生物は
繁殖してしまうため完全に防ぐことができない。