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スマートフォンのセキュリティ対策

Jan 17, 2013 21:24:17
Category: General
 

スマートフォンというとまず頭の中に思い浮かべるのは、iPhoneとAndroid端末という方も多いことでしょう。iPhoneの場合、アプリはアップル社が管理する「App Store(アップストア)」で入手します。厳しい審査を経て登録されているので、ここから入手するアプリは比較的安全性が高いといえます。一方Android端末の場合、「Android Market(アンドロイドマーケット)」などで比較的自由にアプリを配布できるため、そのアプリの安全性に関するリスクが高いのです。

特にAndroid端末を狙ったウイルスの種類は今年に入って増加しており、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)に届出のあったウイルスの検出数も増えています。

「怪しいアプリをインストールしないようにすれば大丈夫」と考える方もいるかもしれません。しかしAndroid端末では、知らずにウイルスに感染する可能性があるため、「心掛け」だけでは十分とはいえなくなっています。

これには、二つの要因があります。一つは、前述のようにアプリの作成・配布に関する自由度が高いため、悪意ある人がウイルスを仕込んだアプリを流通させやすいのです。こうしたアプリからAndroid端末を守るには、セキュリティソフトで見張る必要があるのです。

もう一つの要因は、OSの脆弱性(セキュリティ上の弱点)が放置されやすいことです。脆弱性とはシステムの「抜け穴」で、ここからウイルスの侵入や不正な処理を許してしまいます。ところがこうしたOSの脆弱性の解消は、なかなか素早くはできません。メーカーが個々の端末の仕様に合わせて、脆弱性を修正するプログラム(セキュリティパッチ)や最新版のOSを用意しなければならないからです。

IPAが2011年6月に発表したレポートによると、2010年8月に見つかったAndroid OSの2つの脆弱性について、10ヶ月たっても解消されない端末があることが判明しました。この脆弱性という「抜け穴」からウイルスが侵入するのを防ぐためにも、セキュリティソフトの導入を検討しましょう。

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