救命処置手順　心肺蘇生とAEDの使用手順

日本赤十字社から出ている救命措処置の動画です。

赤十字の動画は、詳しく説明されていますが
動画が長いです。
youtubeに他にも同じような動画があり、手順は同じです。


①傷病者の反応確認（1分25秒）
　倒れている人を見つけたら、周囲の安全を確認し、肩をたたきながら呼びかけます。
②助けを呼ぶ（2分34秒）
　協力者へ119番通報、AEDの手配を要請します。
③呼吸の確認（3分7秒）
　胸とおなかの動きを観察し、普段どおりの呼吸の有無を確認します。
　観察は10秒以内で行います。
　死戦期呼吸は普段どおりの呼吸ではありません 死戦期呼吸とはリンク：
④胸骨圧迫（3分35秒）
　普段どおりの呼吸がなければ、胸骨圧迫をします。
　　圧迫する位置は、胸の真ん中（胸骨の下半分）です。
　　強さは少なくとも5cm沈むまで（※）、速さは1分間に少なくとも100回のテンポで圧迫します。
　　絶え間なく、30回連続で行います。
　　※子供の場合は、胸の厚みの1/3の深さまで圧迫します。
　　圧迫後は力を緩め、元の胸の高さに戻します。
　　　　たとえ肋骨が骨折したとしても、強い胸骨圧迫を続けたほうが良いそうです。
　　　　肋骨骨折のリスクは避けては通れず、肋骨骨折を恐れてしまい、力のない胸骨圧迫では効果が薄く、傷病者の命が助からなくなってしまうそうです。
④人工呼吸2回（4分56秒）
　額に手のひらをあて、あご先に人差し指と中指をあて上に持ち上げ、頭部を上にあげ軌道を確保します。
　倒れてて入る人の鼻をつまみ、人工呼吸を行います。
　胸を見ながらあがるのがわかる程度吹き込みます。
　1回あたり、約1秒かけて2回息を吹き込みます。
　つまんだ鼻と指を離し、吹き込んだ息を自然と出させます。
⑤AEDが到着するまで、胸骨圧迫と人工呼吸を繰り返します(5分56秒)。
　近くに協力者がいれば1～2分を目処に交代します。


AEDの使い方（6分37秒）
音声メッセージと点滅するランプに従って操作します。


①AEDの電源を入れる（7分26分）
　AEDが到着したらAEDの電源を入れます。（AEDのふたを開いただけで電源が入るものもあります。）
②衣服を取り除く（8分06分）
　電極パットを貼るために、衣服を取り除きます。（心肺蘇生は続けたままにします）
　・傷病者の胸が濡れている場合はふき取ります。
　・貼り薬、塗り薬は取り除きます。
　・埋め込み型医療器具がある場合はその部分を避けて電極パットを貼ります。
③電極パットを貼る（8分49分）
　電極パットは右胸鎖骨下と左わきの下に貼ります。（2つのバットで心臓を挟み込む形）
　電極パットは肌に密着させます。
④コネクターを接続する（9分26秒）
　ランプが点滅しているソケットにコネクターを接続します。
⑤AEDの心電図解析（9分40秒）
　AEDが自動的に心電図の解析を行うとき、「傷病者から離れるように」アナウンスがありますので
　アナウンスどおりに傷病者から離れます。
⑥電気ショックのボタンを押す(10分04秒)
　AEDの自動充電が完了し、ショックが必要な場合は、アナウンスと共にショックを行うボタンが点滅します。
　そのとき、電気ショックが必要かどうかもアナウンスされます。
　ショックが必要場合、電気ショックボタンを押します。
⑧胸骨圧迫と心肺蘇生を再開（11分01秒）
　電気ショックを実施したら、胸骨圧迫から心肺蘇生を再開します。
　⑤の心電図の自動解析後、電気ショックが必要ない場合も胸骨圧迫と心肺蘇生を再開します。


AEDは2分置きに自動的に心電図を解析し、必要に応じて
電気ショックを行います。
その間、胸骨圧迫と人工呼吸を行います。



動画を観れる環境にある方は
動画で確認することをお勧めします。