カビが人体にあたえる影響について

私たちの身近なところにいる、カビ。
カビの臭いがしているということは、実はカビの胞子を吸い込んでいるということなのです。
人によっては、カビにアレルギーをおこして鼻やのど、肺に症状が現れることもあります。
免疫力が低下している場合は肺にカビが生えてしまうこともあります。


[ カビによる主なアレルギー反応と症状 ]
(１)アレルギー性鼻炎
鼻の粘膜に抗原抗体反応が起こって発症する。
症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなど。ひどくなると頭痛、目の充血、涙が出る、などの症状を伴うことも。

(２)アレルギー性結膜炎
目の結膜にアレルゲン（カビなど）が付いて発症する。
症状は、赤くはれる、充血、かゆみ、目やにや涙が止まらない、目の痛みなど。

(３)アレルギー性皮膚炎
皮膚に炎症や湿疹が起こり、かゆみ、赤斑などが発生する。
食品や薬品なども原因となるが、ダニ・カビもアレルゲンとなる。
アトピー性皮膚炎の原因物質としてもカビやダニは注目されている。

(４)アレルギー性ぜんそく
気管支の収縮によって気道が狭くなったり、炎症を起こしたりして発症する。
80％以上はダニに起因しているともいわれているが、カビやペットの毛などが原因になることも。


カビを防ぐために気をつけることは、ずばり水気。
例えば台所や浴室などの水周りは冷水で温度を下げるだけでも効果があります。
その後、乾拭きをすれば一層カビを防げます。
ベッドや布団はこまめに干すと良いですし、靴や傘などは乾くまで片付けてしまわないようにすると良いです。
室内全体では定期的に換気をすること、栄養源になってしまう埃をこまめに掃除をすることが効果的です。
湿度が高くなる雨のときなどは、除湿機を使用すると良いです。

これらの対策をすることは、カビだけでなく病気の予防にもなります。
皆さんも取り組んでみてください。