知らず知らずのうちに「酒気帯び運転」?

これから年末に向けてお酒を飲む機会も増えてきそうです。
お酒はとってもよいものですが、ルール違反で破滅することにならないように気をつけましょう。
最近は飲酒運転に対する意識も高くなってきましたが、翌朝のお酒が残った状態の運転は、みなさんあまり意識していないのではないでしょうか？

知らず知らずのうちに「酒気帯び運転」をしてしまわない為にもお酒を飲むなら知っておきたい「アルコールが体から抜ける時間」を調べてみました。

アルコールが完全に体外に排出されて初めて、 「体からアルコールが抜けた」と言える状態になるのですが、
それまでにかかかる時間、どれくらいかご存知ですか？

肝臓の処理能力には個人差があるので、一概には言えませんが、体重約60kgの成人男性で、ビール中びん1本
のアルコールが体内から消えるまでに約3～4時間かかります。


ちなみに、ビール中瓶１本を他のお酒に目安として置き換えると、
　ワインなら　　　４分の１（200ml）
　ウイスキーなら　ダブル１杯（60ml）
　日本酒なら　　　１合（180ml）
　焼酎なら　　　　0.6合（110m)

ビール中瓶3本飲んだとしたら、9時間～12時間かかることになります。
飲酒した量だけ、代謝には時間がかかるのです。

アルコールは肝臓で約90%代謝され、残りの約10%は呼気や汗、尿として排出されますが、この割合は入浴や運動をしても変わりません。
たくさん汗をかいたからといって、10%以上のアルコールが汗として排出されることはないため、アルコールの代謝は待つしかありません。


知らず知らずのうちに、翌朝「酒気帯び運転」している人は、意外と多いのではないでしょうか？
お酒を飲むときは、飲む量と時間を調整して、楽しいお酒をのみましょう。