スマホ操作を感知するスピードガン

運転中のスマホ操作による事故が世界各国で多発しています。
LINEやゲームアプリなど、運転中に操作をしてしまうのは、この記事をご覧になったほと
んどの方が当てはまるのではないでしょうか。
このような違法運転が問題視されている中、欧米バージニア州の企業がスマホ操作を感知
するスピードガンを開発中であることがアメリカで話題となっています。
この装置は、車の中でスマートフォンを使用しているときに発せられる電波をキャッチす
ることができるもので、運転中のスマホ操作による事故を防ぐことが大きな目的となって
います。
現行の道路交通法では、スマホ操作は違法でも、音声通話は認められています。
こちらも感知できるのかというとそうではありません。
音声通話とデータ通信は周波数が異なるために、この装置はどちらであるか区別すること
が可能だといいます。
いっぽう、文字データを復元することはできないため、プライバシーが侵害される恐れは
ないとしています。
この装置はすでに実用化に近いところまで完成していますが、運用できるようにするため
は、いくつかのハードルが残っているようです。
・同乗者のスマホ操作もできなくなるのか。
・スマホとシームレスに連動するような機能を搭載した車にはどう対応するのか。
・音声コントロールでメッセージを送れなくなるのか。
とはいえ、運転中のスマホ操作が極めて危険であることに疑いの余地はないですね。
現在も開発は進んでいるそうですが、自ら危機意識を持ち、実行するところからはじめて
いきたいものです。