アロマグッズのキケン

アロマテラピー用ろうそくが原因と思われる火災が増えていることから、東京都消費生活総合センターでは、アロマテラピー用ろうそくの燃焼状態や容器の形状や材質に関して調査を行いました。
◉芯の長さや位置により、炎が大きくなったり容器側面に近づいたりして、容器表面の温度が異常に高くなることがあった
◉同じ銘柄であっても、同じように燃えるとは限らず、急激な温度上昇を起こすものもあった
◉ヤシ殻製容器は、底部が家具等の変形を招く恐れもある約190 度に達して焦げてしまったものもあり、ろうの上の可燃物を介して容器まで燃えるものもあった　など

東京都では、結果を公表するとともに、日本アロマテラピー協会などの業界団体へ事故防止のための製品及び表示の改善等について要望しているそうです。
自宅にあるアロマろうそくにも危険が潜んでいる可能性があります。
長時間火をつけっぱなしで目を離したり、眠ってしまうことは非常に危険ですので注意しましょう。

オイルを使用した際の事故も報告されており、アロマオイルなどのオイルがしみこんだタオルなどを洗濯し、衣類乾燥機で乾燥させていたところ、これが発煙・発火したと思われる事故が発生しており、経済産業省が注意を呼びかけました。事故は、エステティックサロンやマッサージ店で起きていますが、家庭でも、オイルがしみこんだタオルなどは、絶対に乾燥機で乾燥させず、自然乾燥させるよう注意を呼びかけています。
オイルがしみこんだタオルなどは通常の洗濯では油分が完全に落ちず、衣類乾燥機で乾燥した場合、自然発火し火災につながるおそれがあるそうです。自然発火の原因は、洗濯後の衣類やタオルに残っている油分が乾燥による熱風で酸化し、乾燥中または洗濯後放置されている間に高熱を発することによるものです。
まさか、洗濯した衣類から発火するなんて!　と思われた方も多いと思います。
知っていれば避けられる事故だと思うので、皆さんも気をつけてください。