ほっておくと危険な風呂カビ!!

一日の疲れを癒すリラックスのお風呂場が、もしもわたしたちの体をおびやかす場所にもなりうるとしたらどうでしょう。
それは、お風呂場はとてもカビが発生しやすい場所だからです。

私のお風呂場は毎日掃除を欠かさずしているから、カビの心配なんてないと思う方もいるかと思いますが、じつはカビは目に見えるものだけではないのです。
カビ胞子は、つねに空中を浮遊しているのです。

家庭内で見られるカビは、約10～20種類ほどありますが、お風呂場では特にクロカビ(黒っぽく生えてくるカビの総称)が見られます。
カビの好む環境は、温度20～30度。そして湿度65%以上です。
カビには栄養源も必要です。
お風呂場には、人間の垢・水垢・石鹸かす・そして目に見えない汚れ等が潜んでいます。
このようなカビにとってとっても居心地のいい場所なので、カビの胞子はお風呂場内を無限に浮遊しています。

このカビ胞子を吸い込んでしまうことにより、さまざまなアレルギー症状を起こす危険性があります。
お年寄りや体が弱って、免疫力が落ちている場合は特に注意が必要です。
カビ胞子が皮膚につけば、アトピー性皮膚炎。鼻に入ると、副鼻腔真菌症やアレルギー性鼻炎。
肺に入ると気管支喘息・アレルギー性皮膚炎。
これ以外にも、カビ胞子が原因と考えられる症状は、角膜真菌症・カンジタ症・水虫・アスペルギスル症などさまざまなものが報告されています。

このようにお風呂場のカビをほっておくのはとても危険です。
カビ防止やカビ取り掃除を怠れば、たちまち癒しの場が、健康に害を与える場になってしまうので、清掃を怠らず常に清潔なお風呂場を保つよう心掛けましょう。