草刈機の使い方

　夏草が今の季節、最高に伸びきっていて庭の草を刈る時期でもあります。特に広い敷地の草を刈るのには草刈機が便利です。でも草刈機は非常に危険です。国民生活センターでの試験でも以下のような試験結果が出ました。

再現テスト
1.チップソーなど金属製の刈刃を使用中に、刈刃の先端から右側部分が障害物や地面に接触すると、刈払機ごと跳ね返されることがありました。
2.刈刃の接触位置によっては、樹脂製の試験片及び空き缶は10m以上飛散し、使用者の足にあたる場合もありました。また、飛散防護カバーを取り外した場合は、使用者に飛散する草の量が増えました。
3.エンジンを切らずに絡まった草を取り除こうとした場合、草が取れた途端に刈刃の回転が再開し、手を受傷する可能性がありました。
4.肩掛けバンドを装着していない状態で転倒した場合は、刈刃が容易に身体に触れることがありました。

私自身が初めて草刈機を使用して感じた点を述べます。

１．小石・砂利が多いところで操作するとかなりの確度で小石が顔に当たる。・・・ということで写真のように防御グラスをつけましょう。特に保護すべきところは目なので９８０円でこのような透明なグラスが売っています。サングラスでは目は防御できても暗いので刈る地面の状態が判別しにくいのでまだ通常の眼鏡のほうがいいです。
２．作業服を着よう。・・・動きやすいことが肝心。それと草地はダニが多いので最近のマダニ感染で死亡例もあるのでこれからも手足の露出は協力避けよう。
３．草刈機のストラップは本人の身長にジャストフィットした長さで調整を！・・・ストラップを肩にかけたとき腰をかがめたり体を反らしたりしたりせずに自然な長さで作業できることが大事です。ムリな姿勢で草刈をすると腰に負担がきます。それによってよろけてしまい刃先のコントロールを失い非常に危険です。
４．熱中症に気をつけよう。・・・草刈は夢中になると楽しいです。ついつい集中してしまいますが、写真のように必ず帽子を被り水分補給・休憩が大事です。

皆さんも安全な準備をして暑い夏を乗り切ってください。