家庭用洗剤による事故

飲食店のトイレで掃除の直後だったのか掃除用洗剤の臭いがきつく気分が悪くなりました。身体に害がないのかなど調べてみると使い方によってはとても危険な液体でした。

家庭用洗剤に書かれている「混ぜるな危険」の表示。
何気なく見過ごしていますが、混ぜると命に関わる危険があります。

家庭用洗剤には、強い酸化力と殺菌力がある酸性の塩素系漂白剤と脂肪、蛋白質を分解・溶解させる働きがあるアルカリ性洗剤があります。
この2つが混ざると、化学反応がおこり命に関わる毒ガスが発生してしまいます。

混ぜた記憶がないのに、毒ガスが発生して事故にあわれる方がいます。
それは、以前に塩素系の排水口洗浄剤の固形タイプを使っており、その固形物がまだパイプの中に残っていて、酸性のトイレ洗剤で掃除をしているうちに、パイプの中で化学反応を起こしてしまい、毒ガスが発生して突然呼吸困難や手足のしびれを引き起こしてしまいました。

その他、以下のような組み合わせも危険です。
●塩素系漂白剤（台所洗剤）との意外な毒ガス発生源！

食酢…水回りの水あか取りには酢（食酢、クエン酸）が有効ですが、塩素系と混ざると毒ガスが発生します。

生ゴミ…例えばレモンの絞った残りカスが入っていて、そこに塩素系が混ざると毒ガスが発生します。

重曹…弱アルカリ性です。
　　　重曹＋塩素系　　アルカリ性が弱まり洗浄力が弱まる
　　　重曹＋酸性タイプ　二酸化炭素が発生し、勢いよく酸性の液体が飛び散ることもある

これらの内容は注意書きに、しっかり書いてありますので、
しっかり読んで使ってくださいとのことです。
といっても、重要な説明内容なのに小さな字でぎっしり書いてあります。