子供がたばこを誤飲した場合の応急処置

子供がたばこを誤飲した場合、気づいた時点ですぐに口の中のたばこの葉を取り除き、飲み込んだものは指を口の奥深くに入れて、舌の付け根などを刺激し嘔吐反射させ吐かせるのが原則。幼児の場合には、スプーンの柄など尖っていないものを入れて嘔吐させるが、吐いたものを気管に吸い込んで（誤えん）窒息を起こしたり、誤えん性肺炎を起こさないように、あごを前の方に突き出す姿勢や頭を低くした横向きの姿勢で行うようにする。水や牛乳を飲ませるのは、消化管中で吸収される恐れがあるので飲ませてはいけない。
また、たばこがつかった水を飲んだ場合や吐き気やおう吐、青白い顔色、ぐったりしている症状がすでに出ている場合は、ニコチン中毒症状の可能性があるのでただちに病院での処置が必要。