放火防止対策

全国的に見ると放火による火災件数は出火原因の上位に上り、
「放火」及び「放火の疑い」による火災件数は全体の２１．３％を占めているそうです。
火事は一般的に個人の不注意で起こってしまいがちですが、放火は他人の悪意で起こってしまいます。
自分が注意していても避けられないのが犯罪行為です。
では、何もできないのかというとそうではありません。
できる限り放火を起こさせないための対策をとることは可能です。

建物に対する放火対策
１．建物の周囲・物置・車庫共同住宅のホールなど、人が進入しやすい場所は施錠の管理をきちんと行い、外部からの進入を防ぐ。
２．照明器具を設置し，暗がりを作らない。
３．建物の周囲に燃えやすい物を放置しない。

車両に対する放火対策
１．車両荷台やボディーカバーが放火されることがあるので、不用意に放置せず，カバーは防炎製品を使用する。
２．車両内部に放火するケースも多くあるので、車両の施錠はしっかり行う。

その他，地域等における放火対策
１．ゴミステーションのゴミが放火されるケースがあるので夜間にゴミを放置しない。
２．町内会・自治会・事業所など一体となり協力体制を確立し、放火されにくい地域環境をつくる。
３．防火に関する講演会や防災訓練などを行い，地域住民の防火意識を高める。

当たり前のことばかりですが、当たり前のことができていないと放火しやすい環境となってしまいます。
少しでも放火の可能性を低くするためにも協力していきましょう。