携行缶の使用には十分注意を!!

　京都府福知山の花火大会で露天商の一人が発電機用の燃料であるガソリンを携行缶から取り出そうとして蓋を開けるなり、ガソリンが噴出して引火して、不幸にも昨日、女性が亡くなってしまった。
　目撃者によると蓋を開けるなり噴水のようにガソリンが携行缶から飛び出し引火したと言う。

　これは携行缶の使い方を十分に認識していなかったと思われる。日中の炎天下のもと携行缶は放置されたままになっていたことが推測されるし、これによって缶内部ではガソリンが気化して圧力が高まっていたことが考えられる。

　しかしこのことが即、事故に結びつくわけではない。携行缶にはガソリンを給油口ともうひとつ気化した内部の圧力を抜くねじ式の口があり、これをまわさずにいきなり蓋をあけようとした事によりガソリンが噴水のように吹き出たのである。この手順さえ知っていれば避けえた事故だということである。

　今回、除雪機用のガソリン携行缶で動画を取りました。ねじを回すと”シュー”という音がして、この夏の暑さで内部の圧力が高まっていたことが実証されました。