実際にあった電話による詐欺の事例　振り込め詐欺の手口

実際に近所の方にかかってきた電話です。
（立ち話で聞いた事なので、実際はもっと巧妙だったはず）

まず、『NHK職員』と名乗る方から電話があったそうです。（この件に関しては詐欺にかかわるのかどうかは不明）


①NHK職員からの電話
　NHKですが。ただいま調査をしており、アンケートにお答えください。持ち家ですか？ご家族はいらっしゃいますか？お一人住まいですか？

　--数日後--

②証券会社を語って
　今度お住まいの○○市にカ○ビーの工場が建設されることになりました。カ○ビーはご存知ですか？株価も上昇すると思いますので、是非とも優先的に株を購入していただきたいのです。

　--さらに数日後--

③消費生活センターを語って
　消費生活センターです。○○高校の古い名簿が流出しており、それを削除するのに○○円必要です。

　--さらにさらに数日後--

➃知人を語って
　　○○さんいらっしゃいますか？大切な話があるので、ご自宅におうかがいしてもよろしいでしょうか？
　（○○は数年前に故人。知人ならば亡くなられた事を知っているはず、とのこと）



②、③とも番号が似ており、大変不信に思われたそうです。
NHK職員と名乗る電話の番号は忘れたそうですが、NHKと言われたので、個人情報まで素直に答えたそうです。
（その後、②や③の電話が増えた、と彼女は言っています。）



①の電話が詐欺の事前調査だったのかはわかりませんが、近所の方はこのように話してくれました。

・ナンバーディスプレイを確認する
　　必ずナンバーを確認する。知らない番号からの電話には注意する。


・家族構成は話さない
　　→事前情報で家族構成を知られている場合、家族と相談します、と話しても「一人暮らしでしょう？」と返されてしまうそうです。
　　その場合、「歩いてすぐの所に息子（娘）夫婦が住んでいるので、相談します。」など、自分一人ではないことを強調すると良いとのことです。


・必ず誰かに相談する
　　電話はかなり巧妙だそうです。
　　近所の女性は、公的機関に電話をするのは迷惑かもしれない、本当の事なのかもしれない、と、迷いながらも消費生活センターに相談し、詐欺である事を教えてもらったそうです。
　　また、消費生活センターからも、「通報がないとわからないので、どうぞ連絡してください。」と言っていただけた、と話していました。


・近所の人と情報共有する
　　地域の電話番号が漏れている場合、同じ地区で電話がかけられている場合があります。実際、勧誘などの場合、ご近所順番に電話が鳴っています。
　　情報を共有することで、お互い気を付けることができるのかな、と思います。