身を守る とっさの受身

日本では中学生になると柔道を習います。（H24年より中学校の保健体育の授業において「武道」が必修領域となりました。）
日ごろの生活でも出ると良い「とっさの受身」をご紹介します。


後ろ受け身：
　落馬、梯子ごと 弧を描いて後ろに倒れてしまった時など、思わぬ転落には、後頭部と背中を守るための受け身「後ろ受け身」が重宝されます。
　ポイントは、アゴを引き、おへそを覗き込むことです。
　実際に「乗馬指導者に対する安全指導」には、「落馬した時の体勢・受身の体勢を教える」とあります。


横受け身
　横に投げ飛ばされたときに身体内部や関節などへのダメージを防ぎます。騎手の方、スキープレーヤー、強風のため傘ごと飛ばされる人など、高速のものから投げ飛ばされるかもしれない方に重宝されます。
　ポイントは、倒れる方の手（腕）と足で、地面を強くたたくこと、両足が交差していないこと、かかたを打たないように、膝は曲げすぎないようにすること、です。
脇腹を痛打してしまうと、呼吸ができなくなるくらい痛みと衝撃があるので要注意です。


前受け身
　スノーボーダーの方必須です。スノボは足を固定してしまうので、前方にのめりこむように倒れてしまいます。「前受け身」を覚えておけば衝撃を減らすことができます。
　ポイントは、身体を伸ばしたまま前方に倒れながら、手で地面を打ちます。手が出ない人は、衝撃派を手から地面に吸収させるイメージをもってください。
　そのまま回転して力を自然に分散させましょう。
　ボードは転び方が命です。
　実際に「スノーボード選手トレーニング」のプログラムに組み込まれています。



■参考URL
柔道チャネル
http://www.judo-ch.jp/knowledge/ukemi/
SAWAKI GYM スノーボード選手トレーニング指導終了
http://sawakigym.com/2009/11/%E3%82%B9%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89%E9%81%B8%E6%89%8B%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E6%8C%87%E5%B0%8E%E7%B5%82%E4%BA%86/
受け身－落馬を「事故」にしない
http://blogs.yahoo.co.jp/jq2abv/4306946.html


photo:L'oeil étranger

写真の場合は、横受身をとり、右手（腕全体）と右足で地面をたたき 力を分散します。左手はおなかの前に軽くだし、頭は地面につかないよう、アゴを引き頭をあげておくと 後頭部をいためません。

で、正解でしょうか..？