野生の猿に出会ってしまった時の対処法

最近、猿が街に出没するケースが全国的に広がっています。
今まで、山と住宅地の境目となるようなところで見かけるケースはありましたが、近くに山があるわけでもない、都会のど真ん中に出没しているそうです。
噛みつかれて怪我した人もたくさんいます。近くに山はないからといっても他人事ではありません。
なぜ人里に現れるのか？というと、繁殖期のオスの猿はメスザルを求めて群れを離れるのですが、移動中にたまたま街に迷い込んで出没します。もし猿に出会ってしまった場合、どうしたら良いでしょうか？
１．猿に近づきすぎない
猿は、人が思っているより力が強いので、なめて近づくと危険です。身を守るために攻撃することもあるからです。
猿は一時的に人里に下りてきただけかもしれませんが、そこで公園で美味しい木の実を見つければ、そこに居座ることもありますし、ましてや人間がエサを与えてしまったら、そこの居心地が良くなってしまうのです。
猿の味覚は、遺伝子レベルで人間と95％似ているそうで、味覚もほとんど人と一緒。
人間が食べるものは何でも美味しく感じるのです。
２．猿の目を見ない
「目を見る」、というのは、猿の世界では威嚇していることになります。
３．荷物を持っていたら放す
手に荷物を持っていると、猿はエサを持っていると思い、取ろうとします。
ヘタにかばんを持っていると、余計襲いかかってくるのです。
４．走って逃げない
猿が人間に噛みつくのは、必ずしも凶暴性だけではなく、実は、じゃれついて遊んでいるのです。
近づいてきたらキャーキャー言って怖がる人もいますが、それは余計に近づけてしまいます。
見なかったふりをして、近づかないようにさりげなく去っていくのがベストです。
上の4つを覚えておきましょう。