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残業時間が増えるとなぜ脳血管疾患・心疾患が増えるのか

Nov 08, 2012 11:54:39
Category: Health
 

時間外労働と脳血管疾患・虚血性心疾患との関連についての記事を読んで、調べてみました。
http://www.wiki-safety.com/postdtl/ja/-C2051/776/


残業時間が増えるとなぜ脳血管疾患・心疾患が増えるのか...。
調査していくうちに、ストレスホルモンという一つの要因につきあたりました。


残業時間の増加 ⇒ 睡眠時間の減少 ⇒ ストレスホルモンの上昇 ⇒ 脳血管疾患・心疾患


ストレスホルモンとは

ストレスに対抗するために分泌される必須ホルモンの俗称です。
コルチゾールやカテコールアミンというホルモンが、ストレスに対抗するために分泌されます。


睡眠不足とストレスの関係

睡眠をとれない動物は早死にします。
人間を含めた動物にとって睡眠不足は強力なストレスなのです。


●ストレスホルモンの働き

血液中の血糖値を上げて、脳や筋肉の働きを高め、ストレスと戦う態勢を整えます。
さらに、心臓の心拍数を上げたり、血管を収縮させて血圧を上げることでストレスに備えます。
瞬発力を発揮するときに必要となります。

ストレスで緊張すると心臓がドキドキしたり、武者震いしたり、顔を紅潮するには、ホルモンの働きによるものです。

火事場の馬鹿力が生まれるのもこれらのホルモンのおかげです。


しかし、現代社会において、火事場の馬鹿力が必要な場面はそうそうありません。
睡眠不足で過剰となったストレスホルモンは

①血圧上昇
②血糖上昇
③心収縮力の上昇
④心拍出量の上昇
⑤血液凝固の働き

などに影響します。このため、循環器系への負荷がましてしまうのです。
⑤の血液凝固の働きは脳梗塞や心筋梗塞の原因ともなりえます。


それ以外にも、ストレスホルモンは、記憶をつかさどる海馬に影響
記憶力の低下を招いたり、精神的にも「やる気がでない」などの影響があります。


火事場の馬鹿力で九死に一生を得ることもあります。
脳梗塞や心筋梗塞の原因となる血液凝固の働きは、事故に巻き込まれた怪我人を救うこともあるでしょう。
また、防御のため嫌な思い出を記憶させないという働きも容易に推測できます。


弊害ばかりがクローズアップされがちですが
もとは人を救うために備えている大切なシステムです。

うまくコントロールできるといいですね。

日本語   
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