熊に遭遇した時の対処法

先日ニュースで以下のような記事を見かけました。

-----------------------------------------------
散歩をしていた近くの６０歳代の女性が、成獣と見られるクマと出くわした。
女性が目線をそらさずに、にらみつけながら後ずさりすると、クマは反対方向に逃げたという。
女性にけがはなかった。
女性は以前に学んだ対処法どおりに行動した、と話したという。
-----------------------------------------------

既に同じような投稿がありましたが、
（http://www.wiki-safety.com/postdtl/ja/-C2047/41/）
「以前に学んだ対処法」という点が気になり、
熊に遭遇した場合のために自分でも調べてみました。

■熊が人を襲う目的
主に３つあるようです。
①食べるため
　→この場合は人を執拗に攻撃し、倒した人間をその場で喰うこともある。
②苛立ち
　→この場合は頭を下げ、毛を逆立て半ば白目を出して上目ずかいに
　　人を睨みながらにじり寄り、「ファ！、ファ！」と威嚇しながら
　　ちょくかいを掛けてくる。
③人をその場所から排除するため
　→不意に人と出会ったときの不快感から興奮しての先制攻撃や、
　　子連れの母熊が子を守るための先制攻撃がある。

■出会ってしまったときはどうする？
①まずは目を睨みつける
　→目を睨み付けたら、唸り声を出して下さい。
　　それを徐々に大きくして、最後には大声になるように威嚇して下さい。
②後ずさりが基本
　→あきらかに熊が自分の方を認識していない（意識していない）状況なら
　　静かにダッシュして視界から消えてください。

■攻撃されたら・・・
①その場に倒れこんで防御する
　→両足を抱え込むように体を丸め、首を胸の方に曲げて腹部を守る。
　　両手は首の後ろに強く組んで急所の首を守る。

■最終手段
①死に物狂いで戦う・・・
　→攻撃されてビックリして逃げたという例もあるようです。

■絶対にやってはいけない事
・死んだフリ
　→これをするくらいなら防御のほうがマシです。
・背中を見せて逃げる
　→背を向けるということは、熊に「自分の命はいらない」という合図だ、
　　という話もあります。
・木に登るのも効果なし

確かに、最初に行う対処法に「睨みつける」がありました。
万が一、熊に出会ってパニックに陥ってしまうかもしれませんが、
この対処法を思い出し、冷静になって対処すれば
助かる可能性が大幅に高まると思います。