スズメバチ

夏から秋にかけては、スズメバチが活動的になる時期。
日本では、年間20人～50人程度の人がスズメバチに刺されて
死亡しています。

当然、死因はスズメバチが持つ毒です。

ただし、スズメバチに数カ所刺されたくらいの毒の量では、
命に別状はありません。

実際に人を死に至らしめるのは、ハチ毒に対するアレルギーショックで、アナフィラキシー・ショックと言われるものです。

スズメバチに一度刺されると、体内にスズメバチの毒に対する
抗体ができます。
アレルギー体質の人が、再びスズメバチに刺されると、抗体が過剰反応
を起こし、血圧低下や呼吸困難が発症し最悪の場合は死に至ることとなります。


対処としては、まずスズメバチに刺されたことがある方は、
ハチの持つ蜂毒に対してアレルギーを持っているかを調べる
血液検査がありますので、そちらを試してみて下さい。
検査の結果、アレルギーを持っている方は、
アナフィラキシー・ショックの症状を和らげることができる。

「エピペン(アドレナリン自己注射製剤)」
という薬剤が購入できます。

山中などでスズメバチに刺された場合、救急車の到着までに
時間を要することも稀ではなくこのような備えは非常に重要です。
ちなみに、養蜂家，林業従事者などはエピペンを常備している
人が多いそうです。